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TOP > お知らせ・更新情報 > パブリックヘルス・セミナー 地域の健康を守るためのAMR対策 ―公衆衛生の視点から

 薬剤耐性(AMR)は世界的な公衆衛生課題であり、日本政府も「AMR対策アクションプラン」を推進しています。これまで医療従事者への啓発は進んできたものの、市民のAMRに対する理解はまだ十分ではありません。特に、抗菌薬がウイルスに効くと誤解している市民が約半数に上る現状では、医療機関での適正使用推進だけでは限界があります。
 こうした中で、市民への効果的なAMR啓発を強化するため、地方自治体の公衆衛生専門職の活動が重要です。特に保健師は、子育て世代への情報提供や、農業・食品安全・下水道・介護施設など多岐にわたる分野と連携し、地域全体を包括したAMR対策の中心的な役割を担うことが期待されます。そこで本セミナーでは、AMRの基本知識や自治体におけるAMR対策の事例を共有し、質疑応答やディスカッションを通じて、参加者が地域や業務の特性に応じた具体的な活動を検討できるよう支援します。感染症担当者だけでなく、母子保健、精神衛生、食品管理など、幅広い分野の公衆衛生専門職の皆様にご参加いただき、臨床現場を越えたAMR対策の展開を後押しする一助となることを目指します。

開催概要

セミナー名:
地方自治体の公衆衛生専門職向け パブリックヘルス・セミナー
地域の健康を守るためのAMR対策 ―公衆衛生の視点から

日 時:2025年7月16日(水) 13:00-17:00(オンラインのみ-15:00)

形 式:ハイブリット開催 @東京大手町

参加人数:対面会場50名、オンライン100名(先着順)

参加費:無料!! 交通費一部支給(上限1万円)

参加対象者:
地方自治体で公衆衛生・保健活動に従事する自治体保健師等の行政職員の皆様
※感染症対策担当者に限らず、対人・対物保健の各領域に携わる幅広い公衆衛生専門職の方々のご参加をお待ちしています。

主 催:日本医療政策機構(HGPI) / AMRアライアンス・ジャパン

後 援:全国保健所長会、全国保健師長会

詳細・申込

https://hgpi.org/private/amr-20250716.html

講演プログラム

第1部(ハイブリッド形式)
13:00-13:10 開会挨拶・趣旨説明
  河野 結(日本医療政策機構/AMRアライアンス・ジャパン)
13:10-13:40 講演1「いま自治体に求められる薬剤耐性対策」(仮)
  藤友 結実子(AMR臨床リファレンスセンター 情報・教育支援室長)
13:40-14:10 講演2「人と動物のつながりから考える、地域のワンヘルス・アプローチ」(仮)
  浅井 鉄夫(岐阜大学大学院連合獣医学研究科 教授)
14:15-15:00 事例報告「地方自治体における公衆衛生活動 ―AMR対策の実例」(仮)
 
  • 徳島県(徳島県におけるワンヘルスの推進について~地域・組織・部署横断的な人獣共通感染症対策~)
  • 福岡県(ワンヘルス・アプローチ等)
  • 姫路市(母子保健領域等)
  • 港区(地域における感染制御等)
  • 板橋区保健所(結核対策含む既存事業の再設計等)ほか
   
第2部(対面形式・会場のみ)
15:15-16:00 グループディスカッション
「自治体職員に求められる役割 ―明日からできるAMR対策」(仮)
16:00-16:15 まとめ・総括
16:15-16:20 閉会挨拶
16:20-17:00 ネットワーキング

セミナー概要(PDF)

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お問い合わせ

AMRプロジェクトチーム

info@hgpi.org